赤ら顔を治すには、まず原因を知ることから

顔に赤みが強く出る「赤ら顔」の症状でお悩みの方は意外と多いようです。ちょっと照れたときに頬がポッと赤くなるのは可愛らしくて好感が持てますが、常に顔の赤い状態が続いていると、見る人に不快感を与えていないだろうかと気になるもの。

特に痛みやかゆみなどの辛い症状があるわけではないにしても、顔は常に人の目に触れる部位ですから赤ら顔はなんとか治したいものですね。ひとくちに「赤ら顔」といっても、顔の赤くなる部分は人によりさまざまです。


2つのタイプ

赤ら顔の原因は、大きく次の2つのタイプに分けられます。

  • 皮膚の下の毛細血管が透けて赤く見える「赤ら顔」
  • 皮膚の炎症により赤くなってしまった「赤ら顔」

皮膚の下の毛細血管が拡張して血液が多くなると、顔の皮膚が赤く見えます。寒い場所から急に温かい部屋に入ると、顔がボーッとして赤くなる経験もよくあるでしょう。また、精神的な緊張によっても毛細血管が拡張します。飲酒でも毛細血管が拡張するので、お酒を飲むと顔が赤くなることも多いですよね。

2つのタイプ

毛細血管は拡張と収縮を繰り返しているので、これらの顔の赤みは通常は時間が経つと元に戻るのですが、収縮力が低下して拡張したままになってしまう場合があり、これがいわゆる「赤ら顔」といわれるお悩みの正体なのです。

一方、皮膚の炎症が原因である「赤ら顔」は、たくさんのニキビが赤く腫れてしまったり、アトピー性皮膚炎やアレルギーによる肌トラブルで赤くなってしまう場合です。ニキビは治れば赤みもおさまりますが、繰り返してできたニキビ炎症により色素沈着を起こしてしまうことも少なくありません。

アトピー性皮膚炎の場合は、症状が改善してもステロイド剤などの薬の後遺症により赤みが残り、赤ら顔になってしまうこともあります。


アトピー性皮膚炎が原因の、赤ら顔

日本でアトピー性皮膚炎に疾患している人の数は、およそ1300万人といわれています。総人口の約1割もの人たちがアトピーに悩んでいるということになります。

アトピー性皮膚炎では湿疹やかゆみを伴う皮膚の炎症が慢性的に続くもので、治りかけたかと思うとまた症状が悪化したりの繰り返しで、結構な長期戦になることが多いもの。

アトピー

さらに、アトピーの湿疹は強いかゆみを伴うためついつい同じところを何度も掻きむしってしまい、完治しにくくなります。一般的なアトピーの場合、皮膚科では塗り薬や内服液で治療が行われます。

よほどの重症でなければ、ステロイド剤などの軟膏の使用でアトピー症状はある程度改善されるようですが、アトピー症状が改善した後も薬の影響で皮膚が荒れてしまったり色素沈着を起こしてしまったりと、肌のトラブルで悩まされることも少なくありません。カサカサ・ゴワゴワして、硬く赤くなるのがアトピー皮膚の特徴です。


ステロイド剤の副作用が赤ら顔の原因に

アトピー性皮膚炎の治療に使用されるのは主にステロイド剤の軟膏です。ステロイド剤は、人間の体内で分泌される副腎皮質ホルモンと同じ働きをします。

このステロイド剤には毛細血管を拡張するという副作用があるため、皮膚から血管が透けてみえることが原因で赤ら顔になってしまいます。

ステロイド剤はとても強い薬なので効果も高いため、ついつい多用しがちに。そのため、アトピーが改善されてもステロイド剤の影響で顔の赤みだけが残ってしまうことも少なくありません。

アトピー症状が治っても、赤ら顔で悩んでいる人がたくさんいるということですね。


赤ら顔について学ぶ

原因別のケアで、赤ら顔を改善

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